残す自治体は月形、浦臼、幌加内、神恵内だ。月形、浦臼は、幹線道路に面していたり、他コンビニが既に出店しているので、ドンパチをやって市場を奪い取ればよいだけだし、幌加内は音威子府の倍は人口がある上、旭川から留萌方面に抜ける車客もそれなりに存在する。鬼門は音威子府の次に人口の少ない神恵内だろう。音威子府は過疎村だが、昔から国鉄が拠点を置くなど、道北の交通要衝で稚内方面とオホーツク海側への分岐路だ。神恵内はキャンプ場などもあるが、基本漁村で通り抜けの車客も期待できない。採算を合わせるのは至難の業だと思われる。コンビニ出店など商業的には自殺行為だと思うが、北海道におけるユニバーサルサービスを標榜する上では、安いものかもしれない。セイコーマートは全道千店を実現したし、次の究極的目標は全市町村出店しかないだろう。コンビニ業界は効率主義の権化で、地域小売業を破壊する悪役というイメージがあるが、セイコーマートは全道出店を射程に入れた事で、単純な商業主義では達する事ができない公共性や過疎地のライフラインという評価を得るに至ったという逆説的な面白さがある。しかも、セイコーマートクラブカードは道民の半数以上が所持している。実数の半分以上のサンプルを使った統計は、ほぼ現実とイコールであるとされるので、道民の消費動向を最も正確に把握しているがセイコーマートだといっても過言ではない。あえて、グロテスクな物言いをすればセイコーマートは、管理社会の恐ろしさを描いたSF小説「1984年」の「ビッグブラザー」と化している。こう見ると、セイコーマートは前人未到の領域に入っていると思う。こういう調べて面白いローカル企業が全国にもたくさんあれば、このブログでも取り上げたいと思う。
2014年11月11日
セイコーマート、あと4店舗で全道制覇?
北海道には現在179市町村の自治体が存在するが、セイコーマートは年内に3店舗増やし、175市町村となり、子会社の北海道スパーと合わせて来年中の全道出店が射程距離に入る。年内に初出店するのが、赤平市、檜山の乙部、オロロン側の初山別だ。全道でも人口の少ない五指に入る初山別はわかるが、赤平、乙部は意外な感じがするが、年内に出店するそうだ。残すは、あと4町村、月形町、浦臼町、幌加内町、神恵内村だ。この4町村を制覇すれば、セイコーマートは他社小売業ではどこも成し遂げていない北海道のユニバーサルサービスを実現する。やはり、利尻・礼文、奥尻のような離島に出店している事が大きいだろう。水産業メインの離島では、冷凍以外の食肉を購入することが事実上不可能な状態であったり、野菜の鮮度が悪かった。そこに、毎日、大量の生鮮品をフェリーで運搬するセイコーマートが出店して、島民の生活を激変させた。また、セイコーマートは北海道で最も人口の少ない村音威子府に10年以上前から出店している。過疎村での経営ノウハウを確立していると言ってよい。
残す自治体は月形、浦臼、幌加内、神恵内だ。月形、浦臼は、幹線道路に面していたり、他コンビニが既に出店しているので、ドンパチをやって市場を奪い取ればよいだけだし、幌加内は音威子府の倍は人口がある上、旭川から留萌方面に抜ける車客もそれなりに存在する。鬼門は音威子府の次に人口の少ない神恵内だろう。音威子府は過疎村だが、昔から国鉄が拠点を置くなど、道北の交通要衝で稚内方面とオホーツク海側への分岐路だ。神恵内はキャンプ場などもあるが、基本漁村で通り抜けの車客も期待できない。採算を合わせるのは至難の業だと思われる。コンビニ出店など商業的には自殺行為だと思うが、北海道におけるユニバーサルサービスを標榜する上では、安いものかもしれない。セイコーマートは全道千店を実現したし、次の究極的目標は全市町村出店しかないだろう。コンビニ業界は効率主義の権化で、地域小売業を破壊する悪役というイメージがあるが、セイコーマートは全道出店を射程に入れた事で、単純な商業主義では達する事ができない公共性や過疎地のライフラインという評価を得るに至ったという逆説的な面白さがある。しかも、セイコーマートクラブカードは道民の半数以上が所持している。実数の半分以上のサンプルを使った統計は、ほぼ現実とイコールであるとされるので、道民の消費動向を最も正確に把握しているがセイコーマートだといっても過言ではない。あえて、グロテスクな物言いをすればセイコーマートは、管理社会の恐ろしさを描いたSF小説「1984年」の「ビッグブラザー」と化している。こう見ると、セイコーマートは前人未到の領域に入っていると思う。こういう調べて面白いローカル企業が全国にもたくさんあれば、このブログでも取り上げたいと思う。
残す自治体は月形、浦臼、幌加内、神恵内だ。月形、浦臼は、幹線道路に面していたり、他コンビニが既に出店しているので、ドンパチをやって市場を奪い取ればよいだけだし、幌加内は音威子府の倍は人口がある上、旭川から留萌方面に抜ける車客もそれなりに存在する。鬼門は音威子府の次に人口の少ない神恵内だろう。音威子府は過疎村だが、昔から国鉄が拠点を置くなど、道北の交通要衝で稚内方面とオホーツク海側への分岐路だ。神恵内はキャンプ場などもあるが、基本漁村で通り抜けの車客も期待できない。採算を合わせるのは至難の業だと思われる。コンビニ出店など商業的には自殺行為だと思うが、北海道におけるユニバーサルサービスを標榜する上では、安いものかもしれない。セイコーマートは全道千店を実現したし、次の究極的目標は全市町村出店しかないだろう。コンビニ業界は効率主義の権化で、地域小売業を破壊する悪役というイメージがあるが、セイコーマートは全道出店を射程に入れた事で、単純な商業主義では達する事ができない公共性や過疎地のライフラインという評価を得るに至ったという逆説的な面白さがある。しかも、セイコーマートクラブカードは道民の半数以上が所持している。実数の半分以上のサンプルを使った統計は、ほぼ現実とイコールであるとされるので、道民の消費動向を最も正確に把握しているがセイコーマートだといっても過言ではない。あえて、グロテスクな物言いをすればセイコーマートは、管理社会の恐ろしさを描いたSF小説「1984年」の「ビッグブラザー」と化している。こう見ると、セイコーマートは前人未到の領域に入っていると思う。こういう調べて面白いローカル企業が全国にもたくさんあれば、このブログでも取り上げたいと思う。