ただ、名前変更の本質はセイコーマートという小売業からセコマというNBメーカーに脱皮するという意図なのだろう。いや、そもそも北の誉酒造(今はブランドを売却している)というメーカーだったのだから、およそ50年ぶりに製造メインに返り咲く意思表明だ。実際、ロゴマークは変わっておらず、元々北の誉の酒樽に付いている鳳凰(フェニックス)はそのままだ。実際、セイコーマートの小売店舗部門の売上を製造流通部門が逆転するところまで来ており、今年は製造部門復古の節目になるのだろう。社名変更は精神的な物を普通は反映するのだが、セイコーマートが面白いのは社名までツールと考えている節がある事だ。セイコーマートを若者を中心とした一般消費者がセコマ・セイコマと呼ぶ。セイコーマートは今後セイコーマートの店舗小売業の枠を超えて、PB、いやリテールブランドRBを様々な会社に売り込みたい。だったら愛称のセコマをブランド名にしてしまい、店舗名のセイコーマートをそのままにすれば、セイコーマートというストアブランド(店名)とセコマ(商品ブランド)を分離する事ができる。要するにこの会社は、「セコマの牛乳を買ってきて」の意味を、「(セイコーマートというコンビニで)牛乳を買ってきて」から「(雪印や明治と同様にセコマブランドの)牛乳を買って来て」に変えたいわけだ。店舗ブランドと商品ブランドを明確にすることで、販路を拡大できる。つまり、アップル製品はアップルストアという直営店でも売っているが、実際は直営店以外のヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機で販売している数の方が遥かに多いわけで、セイコーマートよりも他のスーパーでセコマブランドを売りたいという意図なわけだ。ここでセイコーマートが狡猾なのは、愛称セコマをブランド名化している事だ。北海道ではセイコーマートの小売ブランドとして培ったイメージをキャリーオーバーできる。一方で、本州では、地場コンビニセイコーマートと同一視されない別ブランドとしてまっさらな形でNB展開できる。コンビニ三国志と言われる厳しい市場を、ルールごと変える事(業態転換)で生き残ろうとするしたたかさが透けて見える。
2016年02月25日
セイコーマートからセコマへ!!
セコマって何それ?と思ったが、セイコーマートの社名が変わるそうだ。日経のインタビューで赤尾会長が、自社ブランド名を「セコマ」ブランドで統一すると答えていたが、社名まで「セコマ」にするとは。そもそも、セコマってあまりゴロとか語感が良くない気がするが、北の誉酒造という酒類メーカーからスタートしたのに、その心臓部の「北の誉」ブランドを切り捨てて生き延びたのだから、社名変更など大した事はないのだろう。札幌のテクノパークにも、セイコーマート系のセイコーシステムエンジニアリングとセイコーエプソン系のシステム会社が共存しており、紛らわしいがセコマになれば区別がつくかもしれない。逆にセコムと紛らわしい気もするが。もともと北陸から小樽へ移住した西尾家が丸ヨ西尾北の誉の創業者であったが、大番頭の赤尾会長がセイコーマートの事実上の創業者、社内ベンチャーのような形で軌道に乗せる事で、徐々に赤尾会長色の強い会社になった。問屋部門の丸ヨ西尾も、セイコーフレッシュフーズに改名していたので、さらにセコマに因んだ名前にかわるのだろう。西尾長光さんの「西光」でセイコーマートだったのが、セコマになったらますます西尾色がうすまるのだろう。
ただ、名前変更の本質はセイコーマートという小売業からセコマというNBメーカーに脱皮するという意図なのだろう。いや、そもそも北の誉酒造(今はブランドを売却している)というメーカーだったのだから、およそ50年ぶりに製造メインに返り咲く意思表明だ。実際、ロゴマークは変わっておらず、元々北の誉の酒樽に付いている鳳凰(フェニックス)はそのままだ。実際、セイコーマートの小売店舗部門の売上を製造流通部門が逆転するところまで来ており、今年は製造部門復古の節目になるのだろう。社名変更は精神的な物を普通は反映するのだが、セイコーマートが面白いのは社名までツールと考えている節がある事だ。セイコーマートを若者を中心とした一般消費者がセコマ・セイコマと呼ぶ。セイコーマートは今後セイコーマートの店舗小売業の枠を超えて、PB、いやリテールブランドRBを様々な会社に売り込みたい。だったら愛称のセコマをブランド名にしてしまい、店舗名のセイコーマートをそのままにすれば、セイコーマートというストアブランド(店名)とセコマ(商品ブランド)を分離する事ができる。要するにこの会社は、「セコマの牛乳を買ってきて」の意味を、「(セイコーマートというコンビニで)牛乳を買ってきて」から「(雪印や明治と同様にセコマブランドの)牛乳を買って来て」に変えたいわけだ。店舗ブランドと商品ブランドを明確にすることで、販路を拡大できる。つまり、アップル製品はアップルストアという直営店でも売っているが、実際は直営店以外のヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機で販売している数の方が遥かに多いわけで、セイコーマートよりも他のスーパーでセコマブランドを売りたいという意図なわけだ。ここでセイコーマートが狡猾なのは、愛称セコマをブランド名化している事だ。北海道ではセイコーマートの小売ブランドとして培ったイメージをキャリーオーバーできる。一方で、本州では、地場コンビニセイコーマートと同一視されない別ブランドとしてまっさらな形でNB展開できる。コンビニ三国志と言われる厳しい市場を、ルールごと変える事(業態転換)で生き残ろうとするしたたかさが透けて見える。
ただ、名前変更の本質はセイコーマートという小売業からセコマというNBメーカーに脱皮するという意図なのだろう。いや、そもそも北の誉酒造(今はブランドを売却している)というメーカーだったのだから、およそ50年ぶりに製造メインに返り咲く意思表明だ。実際、ロゴマークは変わっておらず、元々北の誉の酒樽に付いている鳳凰(フェニックス)はそのままだ。実際、セイコーマートの小売店舗部門の売上を製造流通部門が逆転するところまで来ており、今年は製造部門復古の節目になるのだろう。社名変更は精神的な物を普通は反映するのだが、セイコーマートが面白いのは社名までツールと考えている節がある事だ。セイコーマートを若者を中心とした一般消費者がセコマ・セイコマと呼ぶ。セイコーマートは今後セイコーマートの店舗小売業の枠を超えて、PB、いやリテールブランドRBを様々な会社に売り込みたい。だったら愛称のセコマをブランド名にしてしまい、店舗名のセイコーマートをそのままにすれば、セイコーマートというストアブランド(店名)とセコマ(商品ブランド)を分離する事ができる。要するにこの会社は、「セコマの牛乳を買ってきて」の意味を、「(セイコーマートというコンビニで)牛乳を買ってきて」から「(雪印や明治と同様にセコマブランドの)牛乳を買って来て」に変えたいわけだ。店舗ブランドと商品ブランドを明確にすることで、販路を拡大できる。つまり、アップル製品はアップルストアという直営店でも売っているが、実際は直営店以外のヨドバシやビックカメラ、ヤマダ電機で販売している数の方が遥かに多いわけで、セイコーマートよりも他のスーパーでセコマブランドを売りたいという意図なわけだ。ここでセイコーマートが狡猾なのは、愛称セコマをブランド名化している事だ。北海道ではセイコーマートの小売ブランドとして培ったイメージをキャリーオーバーできる。一方で、本州では、地場コンビニセイコーマートと同一視されない別ブランドとしてまっさらな形でNB展開できる。コンビニ三国志と言われる厳しい市場を、ルールごと変える事(業態転換)で生き残ろうとするしたたかさが透けて見える。

