2017年12月20日

セイコーマートが元日休みにシフトするメリットとは?

2018年の元日にセイコーマートの半数以上の店が正月休みをとる予定だそうだ。そもそも、セイコーマートは丸ヨ西尾の取引先の酒販店を近代化する為、チェーン化した。当時アメリカなどにしか無かったウォークインクーラーなどの保冷設備を導入したり、アメリカのコンビニエンスストアのノウハウを積極的に導入したが、元々は酒屋さんなので、正月は休むというもともとの習慣を無理に排除する事は無かった。また、24時間営業もアメリカのコンビニにないわけでは無かったが、一般的ではなく、むしろ日本のセブンイレブンが大きく普及させたもので、日本のセブンイレブンよりも歴史の長いセイコーマートにとっては別にコンビニの必要条件とは考えていなかった。つまり、元々セイコーマートはフランチャイズを中心に元日は休業していたわけだ。ただ、「働き方改革」や「ブラック企業批判」が話題になっている時期に、元日休業をアピールする事で全国大手コンビニに揺さぶりをかける効果はある。

・なぜ、セイコーマートは元日に休業できる?

まず、大前提として人手不足なので、現場の負担を軽減したいという考えがあるのだろう。セイコーマートは7割が直営店なので、フランチャイズがメインの本州大手とは違って、セコマ関連の社員が実際に現場に立つ事も多い。なので、人手不足が切実に感じられるのであろう。また、本州チェーンの大都市部の店舗はアジア系留学生が大きな戦力となっているが、北海道のような地方基盤だと外国人労働者を簡単には使えない。実際、コンビニ大手は経済団体などを通して、留学生や語学研修生をもっともコンビニで働きやすいように政府に働きかけている。ただ、本州にも北海道と同様に外国人労働力を使いづらい地域も多いはずで、相当フラストレーションが溜まっているだろう。ただ、北海道はそういう力技が使えないので、真摯に問題解決をしなければならないという事情がある。また、元日を休めるという安心感が主婦パートの募集に良い効果を与える面もある。逆に、元日も稼ぎたいという人には、元日も営業している店舗と掛け持ちして働いてもらえば良い。大半が直営店なので、そういう対応も柔軟にできる。また、北海道は元日以上に大晦日の売上ベースが高い。東北の一部や北海道は大晦日に豪華な食事を取る風習があるので、本州ほど元日の売上ベースが高くならない。セイコーマートの元日休み政策が軌道に乗ると北海道の全国大手のコンビニエンスチェーンのフランチャイズ店舗の士気がジワジワ下がっていくだろう。「何でセイコーマートは休んでるのにウチは苦労して営業しなきゃならないんだ?主婦パートも元日に休めるセイコーマートに流れているし!」なんて事になりかねない。
posted by 瀕死の北海道経済への処方箋ブログ at 22:15| セコマ・セイコーマート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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