2018年07月31日

セイコーマートの反転攻勢が始まった!

今年に入ってセイコーマートの動きが活発化している。

・冷食製造参入

・ATMの過半数店舗での導入

・楽天ポイント付加

・電子マネー「ペコマ」導入

・ランドマーク施設付近への出店


セブンイレブンが北海道千店舗を達成し、目の上のタンコブ、セイコーマートを上回る事を最大の目標としている。当初、セブンイレブンはセイコーマートを直接潰す為に、至近距離への出店を繰り返していたが、セブンイレブンより収支分岐点売上が10万円以上低く、中々閉店に追い込めないどころか、逆に売上不振に陥るセブン店舗が増えた為、セコマとの直接対決よりも、ローソン、サンクスを潰して、店舗数だけでもセコマを上回る路線に切り替えた。その為、札幌や都市部での出店に偏重する形になった。このような歪な形の出店政策で、一般消費者はセブンに飽きてしまうし、自社競合も激烈になる。現に北海道のセブンイレブンオーナーは自前物件で始めたが、売上不振の為、セブンの用意した土地店舗への移転を促される事が増えている。こうなるとコンビニオーナーというより、コンビニ下請社員になるようなものだが、良い立地で収益が増える事のメリットも大きいので、セブン本社の要請に応じるケースも多いようだ。新規出店や移転政策で北海道千店舗に漕ぎ着け、店舗数を百店舗以内に縮める所まで迫ったセブンだが、セコマと同じ千百店舗の達成は相当厳しい。というのも、セコマが積極的に出店してこなかった時計台や釧路和商市場などの観光地やランドマークでの出店をにわかに強化しだしたからだ。セコマはセブンが特に強かったJR札幌駅への参入も決めたとされる。セブンの強い都市部での切り崩しに乗り出したわけだ。とにかく、数でセコマとの差を詰めたいセブンに対し、セコマはインパクトのある立地への出店、つまり強力な旗艦店を次々開店させる事でセブンイレブンの追撃ムードを削ぐ狙いもある。一方で、セコマはセブンやローソンが撤退した立地への居抜き出店も加速させているので、サンドイッチ作戦とも言える。また、北海道大学構内のセコマ出店は北海道のコンビニ絡みのニュースでは今年一番の話題になりそうで、北大卒業生の少なくない数がセコマに入社しているという関係性の上での出店でもある為、全国大手には真似が出来ない。


しかし、セコマの繰り出した政策で一番大きいのは冷食参入だろう。おそらく、セコマ店舗のレイアウトはアイスクリームが充実している為、今でも冷凍ストッカーが多いが、冷食が充実するとさらにこれが増える事になる。年末にかけて、さらに進化した新店舗が出てくる事になりそうだ。実はコンビニにとって最重要商材の一つがアイスクリームだ。なぜなら、溶けるので家の近くで買うしかないし、スーパーマーケットにも負けない。冷凍食品はこのアイスクリームと同じ流通経路が使えるし、商品特性上アイスに近い。セコマのミニスーパー的な品揃えに厚みを持たせる事ができる。また、冷食はセブンのストロングポイントでもあるので、強みも削る事が可能だ。


セブンはかなり急激に店舗を伸ばしたが、内容をよく見るとJR北海道のキヨスクのセブン化のような特殊要因や札幌中心部への歪な出店で上乗せしている傾向が強い。セコマも店舗数だけなら、別働隊のハマナスクラブのセコマへの切り替えを徐々に行なっていく事もできるし、エキナカなど今までセコマがやってこなかった立地に積極的に出て行く事でセブンの売上を切り崩せる余地もある。セコマの牙城はなかなか強固で、過去にもセブンが店舗数を百店舗以内に縮めた事があったが、結局は振り切られてしまった。そもそも、そんな簡単な相手なら、セブンがセコマの商品政策をパクリまくるなんて事はしないはずだ。
posted by 瀕死の北海道経済への処方箋ブログ at 10:44| セコマ・セイコーマート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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