上野市長は豪腕で有名であるが、中でも36号線沿い札幌清田〜里塚間の商業集積に北広島大曲地区を連動させて、産業誘致することに成功した。北広島市は他人のふんどしで相撲を取ることにたけているとも言えるが、ベースボールパーク構想と連動して、もう一つこれに似たようなアイデアがあるらしい。北広島ベースボールパーク構想では、球場とJR北広島駅の間のアクセス問題が浮上している。解決策として、新交通システムを導入しようと言う動きがあるが、その新交通システムを球場アクセスだけに使うのはもったいないと言うプランもある。つまり、北広島市役所近辺から、新球場や団地を経由して、北広島の成長センターである大曲地区へアクセスする経路も確保したいと言うものだ。地下鉄東豊線が清田延伸となれば、新交通システムを乗り入れる事で、地下鉄東豊線とJR千歳線を結んでやろうというプランで、これも他人のふんどしで相撲取るパターンだ。間接的ではあるが、JR千歳線の過密状態を若干緩和できるかもしれない。過密状態を解決するためには、超富豪的解決策としては新幹線の札幌から新千歳空港への延伸などが挙げられるし、複々線化でも莫大な費用がかかる。そう考えると、比較的現実味のある解決策かもしれない。ただ、大前提となる札幌の地下鉄延伸は、オリンピック誘致と連動しており、2030年の札幌オリンピック誘致に成功しなければ実現しないので、判断が出るのは2024年あたりになると思われる。ベースボールパークオープンの年あたりには地下鉄延伸の話が動き出すかもしれないため、タイミング的にはありえない話ではない。また、新交通の乗り入れは、地下鉄延伸の採算性を不安視する札幌市にとってもメリットがある。
2019年06月24日
2017年10月30日
札幌市が日ハム新球場真駒内移転案を完全に拒否できない事情の考察。
紆余曲折あったが、結局、日ハム新球場候補の俎上に乗せられる事になった真駒内公園案。政令指定都市とはいえ、巨大投資が絡む案件では、日ハムだけでなく、オリンピックやJR北海道等公共交通機関、同じプロスポーツであるコンサドーレなど全てが絡んできてしまう。真駒内公園も北海道庁管理でありながら、都市計画やアセスメント的には札幌市が責任を持っている。二重行政の弊害というよりも、まだ、二重行政の方がスンナリ行くかもしれない。北海道では前回の冬季オリンピックのあった年に、札幌市が政令指定都市となり北海道から大幅に権限が委譲された。平成の大合併の時でもそうであったが、北海道の自治体が札幌市と合併する事だけはまかりならん、というように、北海道と札幌市は利益相反の関係になっている。日ハム新球場の話題でも、真駒内公園を管理し、さらに、北広島市の上部組織に北海道庁がある関係なので、北広島案、真駒内公園案どちらに転んでも、道庁的にはオイシイ話なのだ。
さて、札幌市の立場と言えば、2026年の冬季五輪正式立候補を2018年に控え、候補地である真駒内セキスイハイムスタジアムを新球場候補地にする事は難しい。もちろん、ここで行われるスピードスケート競技を帯広市で行う構想もあるので、そうする事でバッティングを回避する事はできる。また、札幌市と北海道は真駒内セキスイハイムスタジアムをオリンピックで活用する際の、改築費用負担で揉めている。だから、真駒内を日ハムに譲って、帯広を候補地にする可能性も十分に考えられる。また、仮に真駒内セキスイハイムスタジアムをオリンピック競技場として、転用した場合、道がオリンピック終了後も施設を維持管理しなければならない。その場合、考えれられている維持策として、コンサドーレ札幌の真駒内移転が考えられている。これは荒唐無稽な話ではなく、コンサドーレ札幌の野々村社長が自前スタジアムの候補として、オリンピックのスピードスケート場の転用案をサポーターミーティングで披露している。北海道が札幌市との交渉の中で、改築費用負担をのむ代わりに、施設管理者を自由に決めさせてもらうという話、つまり、コンサドーレの真駒内移転を認めろという話になる可能性も十分にある。つまり、真駒内問題の処理を間違うと、札幌市は日ハムの市外流出とコンサドーレの札幌ドーム外流出というダブルパンチを喰らう可能性があるのだ。また、セキスイハイムスタジアムをずらして、新球場を建てる案も考えられるが、緑地を維持してほしいという周辺住民の声が強い為、これも困難が予想される。
さて、札幌市の立場と言えば、2026年の冬季五輪正式立候補を2018年に控え、候補地である真駒内セキスイハイムスタジアムを新球場候補地にする事は難しい。もちろん、ここで行われるスピードスケート競技を帯広市で行う構想もあるので、そうする事でバッティングを回避する事はできる。また、札幌市と北海道は真駒内セキスイハイムスタジアムをオリンピックで活用する際の、改築費用負担で揉めている。だから、真駒内を日ハムに譲って、帯広を候補地にする可能性も十分に考えられる。また、仮に真駒内セキスイハイムスタジアムをオリンピック競技場として、転用した場合、道がオリンピック終了後も施設を維持管理しなければならない。その場合、考えれられている維持策として、コンサドーレ札幌の真駒内移転が考えられている。これは荒唐無稽な話ではなく、コンサドーレ札幌の野々村社長が自前スタジアムの候補として、オリンピックのスピードスケート場の転用案をサポーターミーティングで披露している。北海道が札幌市との交渉の中で、改築費用負担をのむ代わりに、施設管理者を自由に決めさせてもらうという話、つまり、コンサドーレの真駒内移転を認めろという話になる可能性も十分にある。つまり、真駒内問題の処理を間違うと、札幌市は日ハムの市外流出とコンサドーレの札幌ドーム外流出というダブルパンチを喰らう可能性があるのだ。また、セキスイハイムスタジアムをずらして、新球場を建てる案も考えられるが、緑地を維持してほしいという周辺住民の声が強い為、これも困難が予想される。
2017年09月18日
日ハムダブル本拠地として、新球場と札幌ドームを継続利用する第3の道がある?
財界さっぽろや道新に日ハム新球場の件で意見を寄稿している北大公共政策大学院の石井吉春氏。指摘は比較的ニュートラルであるし、示唆に富んでいると思う。まぁ。とにかく、札幌ドームと日ハム新球場で共倒れになる可能性があるのに、そこに札幌市や北広島市が行政として財政的なバックアップを行うのはまかりならんという事のようだ。現状では、移転候補地の話ばかりで、今後、表面化してくるだろう公金負担の話が意図的に触れられていないのは如何なものかという訳だ。個人的には、候補地が決まっていない段階で、行政の関わりについて語るというのは、早急すぎるし、行政の財政的バックアップもそれ以上の経済効果が地域にもたらされるなら、地域活性化につながる可能性だってあるじゃないかと思う。そもそも、札幌ドームと日ハム新球場の共存があり得ないというのは、決め付けじゃないかとも思う。北広島市は誘致活動に頑張っているが、経済合理性の観点で行けば、「札幌で全部やれば良いのだから、その他自治体は出しゃばるな」と取られかねない発想でもある。北広島市も日ハムのボールパーク、いや、新しい街を作る事で、札幌と千歳の中間にあるという立地的ポテンシャルを最大限活かせるという戦略を持って誘致を行なっている。
では、石井吉春氏の指摘は日ハム新球場建設に厳しいものなのかと言えば、むしろ、ニュートラルだと思う。札幌ドームでは、日ハムは経営自主性が与えられず、球団が経営の自主性を獲得する為に、新球場建設に乗り出したのは止むに止まれぬ事情があっての事だと理解を示している。札幌市も過去の経緯の罪滅ぼしとして、日ハムに札幌市候補地を提示しているが、共倒れはどっちにもマイナスなのだから、残存価値を計算して、日ハムへの札幌ドームの売却を考えるべきじゃないかと指摘する。日ハムも頭を冷やして、札幌市がそういう提案をしてきたら、応じるべきだと言う。また、どうしても、日ハムが天然芝の球場にこだわるのなら、春先など怪我をし易く寒い時期は継続的に札幌ドームを使い、天候の良いシーズンだけ新球場でやればいいのではと提案する。新球場も可動式屋根がなければ建設コストがグッと下がる。そうなれば、日ハムも新球場建設コスト・リスクを大幅に削減でき、札幌市も経営の柱を一気に無くす事で経営危機になる可能性を緩和できる。こういう形になれば、win-winの関係になるというのだ。
個人的にもこういうオプションはあるのではないかと思う。特に、可動式屋根にこだわる必要は無いのではないかと感じている。実際、降雪のあるミネソタツインズのターゲットフィールドは成立している。また、北広島市の案に関して言えば、ボールパークだけではなく、行政の力を借りる必要のあるJR新駅、道路、上下水道等が全て2023年あたりに出揃うかは微妙であるし、日ハム球団自体もボールパークは段階的に整備されるという見方を示している。北広島市であれば、当然札幌間との観客輸送力が問題となる。特に、平日ナイターのように輸送力が集中すると厳しい。でも、土日祝日は観客を分散できるし、ボールパーク全体を楽しんで貰えば良いので、輸送力問題が解決していない段階の新球場でも何とかなる。翌日が休みである金曜のナイターも何とかなるかもしれない。逆に、月曜〜木曜日なら札幌ドームの方が良いだろう。いきなり、札幌ドームとの関係を切るのではなく、5年ぐらい移行期間を設ける事で、札幌ドームは離脱ショックを緩和でき、日ハムはリスクを減らせる。これが普通の新球場なら採算性が厳しくなるが、ホテルや商業施設等が併設されているボールパークなら様々な手段で利益を回収できる。移行期間は荒唐無稽な話ではない。もう少し、この切り口で日ハム新球場関連の話題を掘り下げてみようと思う。
ちなみに、下は日ハム新球場の北大構内でのイメージ図。グーグルマップに貼り付けて勝手に作ってみた。
では、石井吉春氏の指摘は日ハム新球場建設に厳しいものなのかと言えば、むしろ、ニュートラルだと思う。札幌ドームでは、日ハムは経営自主性が与えられず、球団が経営の自主性を獲得する為に、新球場建設に乗り出したのは止むに止まれぬ事情があっての事だと理解を示している。札幌市も過去の経緯の罪滅ぼしとして、日ハムに札幌市候補地を提示しているが、共倒れはどっちにもマイナスなのだから、残存価値を計算して、日ハムへの札幌ドームの売却を考えるべきじゃないかと指摘する。日ハムも頭を冷やして、札幌市がそういう提案をしてきたら、応じるべきだと言う。また、どうしても、日ハムが天然芝の球場にこだわるのなら、春先など怪我をし易く寒い時期は継続的に札幌ドームを使い、天候の良いシーズンだけ新球場でやればいいのではと提案する。新球場も可動式屋根がなければ建設コストがグッと下がる。そうなれば、日ハムも新球場建設コスト・リスクを大幅に削減でき、札幌市も経営の柱を一気に無くす事で経営危機になる可能性を緩和できる。こういう形になれば、win-winの関係になるというのだ。
個人的にもこういうオプションはあるのではないかと思う。特に、可動式屋根にこだわる必要は無いのではないかと感じている。実際、降雪のあるミネソタツインズのターゲットフィールドは成立している。また、北広島市の案に関して言えば、ボールパークだけではなく、行政の力を借りる必要のあるJR新駅、道路、上下水道等が全て2023年あたりに出揃うかは微妙であるし、日ハム球団自体もボールパークは段階的に整備されるという見方を示している。北広島市であれば、当然札幌間との観客輸送力が問題となる。特に、平日ナイターのように輸送力が集中すると厳しい。でも、土日祝日は観客を分散できるし、ボールパーク全体を楽しんで貰えば良いので、輸送力問題が解決していない段階の新球場でも何とかなる。翌日が休みである金曜のナイターも何とかなるかもしれない。逆に、月曜〜木曜日なら札幌ドームの方が良いだろう。いきなり、札幌ドームとの関係を切るのではなく、5年ぐらい移行期間を設ける事で、札幌ドームは離脱ショックを緩和でき、日ハムはリスクを減らせる。これが普通の新球場なら採算性が厳しくなるが、ホテルや商業施設等が併設されているボールパークなら様々な手段で利益を回収できる。移行期間は荒唐無稽な話ではない。もう少し、この切り口で日ハム新球場関連の話題を掘り下げてみようと思う。
ちなみに、下は日ハム新球場の北大構内でのイメージ図。グーグルマップに貼り付けて勝手に作ってみた。

