・最大の課題は北海道コンサドーレ札幌の移転先。
となると、厚別の観客席の屋根を拡張する必要がある。しかし、厚別公園競技場は陸上競技場としての役割がある為、サッカー向けの改築は難しいので、J1リーグの規格に対応する為の莫大な改装コストを掛けるぐらいなら、最初からサッカー専用スタジアムを作った方が良いと言われている。コンサドーレの有力パトロン企業の石屋製菓の宮の沢・白い恋人パークの練習場をスタジアム化するというアイデアもあるが、高速道路等周辺の環境対策が調整が必要でコストもかかる。となると、多くの人が言っているように、札幌ドームの外側の芝生養生スペースに観客席を追加し、コンサドーレをドームの外側に「移転」させるのが、一番手っ取り早い。こうすれば、野球専用の札幌ドームと、サッカー専用スタジアムを共存させる事ができる。ただ、3月と10月後半はJリーグのみが公式戦期間中であり、寒冷期なので、コンサドーレが札幌ドーム内を引き続き利用する。しかし、4月から10月まではホバリングシステムを基本停止して、ドーム内を野球専用として日ハム、ドーム外のサッカー専用スタジアムはコンサドーレが使用と固定する。日ハムのプロ野球オープン戦は「ジプシー日ハム」で、東京ドーム等、関東の球場で我慢してもらうしかない。
・札幌ドームをツインスタジアム化する事で収益は大幅増になる。
ドーム内にも外にもスタジアムを持つ、つまりツインスタジアム化する事で収益が2倍になるとは言わないが大幅増が期待できる。札幌ドーム内を野球専用にするとは言え、今まで通りコンサート等のイベントに使用できるし、新しく新設するサッカー専用スタジアムも、観客席があるので野外ステージ的に使える。ただ、ドーム内とは違いホバリングフィールドは天然芝で多くの人が踏み荒らすと芝の劣化があるので、その点の工夫は必要だ。
・札幌ドームに併設されるサッカー専用スタジアム建設の資金はどうする?
言うは易し、資金はどうするという話になるが、札幌ドーム周辺の敷地は、広大で、便利、今後地下鉄延伸の可能性もあるという優良資産だ。その資産を民間業者に活用させる事と引き換えに、サッカー専用スタジアムを建設するという手法を取れば良い。業者負担で建設をさせ、建設費は完成後の施設収益の中から返済される形にする。あくまでも、ホテル・会議場やショッピングモールという収益回収のメインエンジンを持たせた上で、その商業施設に文字通り「背負わせる形」で観客席を作らせるのがミソだ。全てが同じ業者でも、ホテル・会議場・ショッピングモールの三施設がバラバラの業者でも構わない。全体として、2万人以上の観客席が確保できれば良い。どんな施設でも個性が必要とされる時代なので、サッカー専用スタジアム一体化型の商業施設は話題になる。また、ホテルとショッピングモールを一体化させる事で、コストのかかるエレベーターやエスカレーターの運用も一体化でき、どの座席へもアクセスしやすい構造ができる。高齢化社会対応のバリアフリー型スタジアムにする事ができる。一方で、キッズ向けの遊戯スペースを設け、ショッピングモールの屋上等などから、親子で観戦できるスペースを設ければ、子供が小さくてまともにスポーツ観戦ができない層にもアピールできる。資金が無い為に、自ずからサッカー専用スタジアム建設が「フットボールパーク構想」化するわけだ。既存の札幌ドームにもそのような施設があるが、不十分だ。三菱、三井、森トラスト、ダイワハウス、フジサンケイ、東急等の資金力のあるデベロッパーは、このようなビッグチャンスをみすみす見逃しはしまい。
・札幌ドーム駐車場等を日ハムボールパークの建設用地へ。
では、そもそもの騒動の発端である日ハムのベースボールパーク構想はどうすれば良いのか。現在の駐車場を立体駐車場、もしくは、地下鉄建設と絡めて地下駐車場にする事によって、スペースを作り、ボールパークを作れば良い。また、札幌ドームの南側の土地は、オリンピック施設やナショナルトレセンの候補地でもあり、オリンピック後は日ハムが指定管理者になる事を前提に、施設を建設していく事も可能だ。オリンピックや地下鉄駅延伸が決定すれば、札幌ドーム内に大型ホテルやショッピングモールが複数あっても問題無いし、新規の家賃収入を元手にすれば、将来的な札幌ドームの大規模改築の費用も捻出できるはずだ。
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