みたいなことを思っていたら、カーリング女子オリンピック銅メダルLS北見の吉田知那美さんが故郷のカーリング場に凱旋して語った「この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思ってました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います」 「たくさん夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない」というスピーチ。これって、日本では成り立ちづらいと思っていたアスリートのロールモデルとしての直球ど真ん中のスピーチ。地方に生まれた事で都会に生まれた若者よりも自己実現の機会が狭まっているのでは無いか?と漠然とした不安を抱えている若者は多いと思う。そういう子供達・若者達には刺さる言葉だ。このスピーチに関して、むしろ、オリンピック選手になる上で、常呂町は設備が整っているので、何も無いどころか、たくさんあるんじゃないかと考える人もいるだろう。でも、苦労の上、北見で働きながら競技も続けるという仕組みを作り上げたのは他ならぬ彼女達だ。スポーツの力を見せつけられたオリンピックだった。
2018年03月11日
地方の若者のロールモデルとしてのLS北見。
スポーツ選手の「皆さんに感動を与えられる様に頑張ります。」と政治家の「身の引き締まる思いです。」っセリフを聞くと、「判で押したように同じ事ばかり言いやがって、自分の脳味噌で考えてモノを言っているのか」と言いたくなってしまう。ただ、最近、個人的にはスポーツ選手と視聴者・観客が「感動のやり取り」をするのは、一周回ってアリなのかな?と思うようになった。そもそも、平和な日本でスポーツ選手として、何をモチベーションとしてやるのか?って考えると、アメリカのスラムやプロジェクト(低所得者向け団地)育ちの若者が、貧しい環境を抜け出す為に、スポーツで実力を発揮して、大学に入ったり、プロ入りしたりして社会的成功のロールモデルになるみたいな事がないのだから、「楽しいから」「稼げるから」「有名になりたい」みたいな理由になる。別にそれがいけないとは思わないし、正当なモチベーションだと思う。でも、それ以外だと「日の丸を一番高い所に掲げたい」とか、ベタな理由になるので、そういう意味でも「皆さんに感動を与えたい。」というのは、実に良いフレーズだなと思うようになった。個人的には全く心に響かないが、面倒くさい世の中でアスリートをやっていく上で、無難な言葉だと思う。
みたいなことを思っていたら、カーリング女子オリンピック銅メダルLS北見の吉田知那美さんが故郷のカーリング場に凱旋して語った「この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思ってました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います」 「たくさん夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない」というスピーチ。これって、日本では成り立ちづらいと思っていたアスリートのロールモデルとしての直球ど真ん中のスピーチ。地方に生まれた事で都会に生まれた若者よりも自己実現の機会が狭まっているのでは無いか?と漠然とした不安を抱えている若者は多いと思う。そういう子供達・若者達には刺さる言葉だ。このスピーチに関して、むしろ、オリンピック選手になる上で、常呂町は設備が整っているので、何も無いどころか、たくさんあるんじゃないかと考える人もいるだろう。でも、苦労の上、北見で働きながら競技も続けるという仕組みを作り上げたのは他ならぬ彼女達だ。スポーツの力を見せつけられたオリンピックだった。
みたいなことを思っていたら、カーリング女子オリンピック銅メダルLS北見の吉田知那美さんが故郷のカーリング場に凱旋して語った「この町、何もないよね。小さい頃はここにいたら夢は叶わないんじゃないかと思ってました。でも今は、この町じゃなきゃ夢は叶わなかったと思います」 「たくさん夢はあると思うけど、大切な仲間や家族がいれば、夢はかなう。場所なんて関係ない」というスピーチ。これって、日本では成り立ちづらいと思っていたアスリートのロールモデルとしての直球ど真ん中のスピーチ。地方に生まれた事で都会に生まれた若者よりも自己実現の機会が狭まっているのでは無いか?と漠然とした不安を抱えている若者は多いと思う。そういう子供達・若者達には刺さる言葉だ。このスピーチに関して、むしろ、オリンピック選手になる上で、常呂町は設備が整っているので、何も無いどころか、たくさんあるんじゃないかと考える人もいるだろう。でも、苦労の上、北見で働きながら競技も続けるという仕組みを作り上げたのは他ならぬ彼女達だ。スポーツの力を見せつけられたオリンピックだった。
2017年05月14日
十勝からJリーグへの挑戦は、道東全体に大きなプラス。
大樹町のロケット射場の話題等、なかなか十勝の話題から離れられないのだが、十勝ではもう一つのビッグニュースが入っている。スポーツ教室国内最大手であるリーフラスが、アマチュアチーム十勝FCの運営を引き継ぎ、2020〜2022までのJFL参入、2026年までのJ3参入という青写真を描き、プロチーム化を目指した強化を行う。前身の十勝フェアスカイFCが2016年プロ化を目指し組織変更をしたばかりだったのが、今年になって唐突な解散となり、支援者に混乱と落胆が広がっていたが、有力運営主体の登場でJリーグ参入の機運が再び盛り上がっている。リーフラスが十勝FCの運営に参入した理由としては、自社の少年スポーツ教室事業とのシナジーは勿論の事、十勝が帯広の森やグリーンパークなどを中心に何面もの天然芝サッカー場を有し、Uー15日本クラブユース選手権を2011年以来開催している等サッカー環境に恵まれている事を挙げた。その選手権を以前は福島県のJヴィレッジが開催していたのだが、福島原発事故以降天然芝ピッチ11面を持っていたJヴィレッジの代役を務める事ができたのは、十勝ぐらいしかなかった。このように競技環境に恵まれている事もあり、十勝にはサッカー人口が多い。また、コンサドーレのサテライトユースチームが出来、中学生の競技レベルが上がった旭川では、惜しくも高校ユースの選抜に漏れた元コンサドーレユースの生徒達を旭川実業高校が迎え入れる事によって、全国レベルの強豪校となった。サテライトチームでもこれだけの影響力があるのだから、十勝にプロチームができれば、サッカー環境の良さとの相乗効果で全国レベルのサッカー強豪地域になる可能性が十分にある。実際、十勝は全国に先駆けて、審判や指導者レベルから地域で育成するシステムを整えている。そのお陰もあり、十勝地区は札幌に次ぐ、四千人超のサッカー競技人口を持つに至った。人口当たりのサッカー競技者の割合で言えば、札幌よりも3割以上も多い計算になる。コンサドーレは全道から有望な選手を札幌に集めているが、釧路・北見地区であれば十勝の方が近い。
また、十勝へのサッカープロチーム誘致は経済的なメリットが多い。現在は、国はスタジアムを金喰い虫のコストセンターから、商業施設等との併設で利益を産むプロフィットセンターと変える事で、地域の経済活性化に結びつけたいと考えており、優遇処置や規制緩和等を打ち出している。具体的に十勝で言うと、現在も十勝FCが拠点としている帯広の森の改築や隣接地へのスタジアム新築。アクセスを重視するなら、帯広動物園等に近いグリーンパークなどにスタジアム新築の可能性もあるかもしれない。帯広は人口16万人ほどだが、ジュビロの磐田市の人口と同じ程度だ。鹿島や鳥栖に至っては拠点は10万人以下の人口だ。帯広を中心に結びつきの強い十勝を一つの地域と考えてみると30万人超の人口がある。30万人レベルで経営が成り立っているチームならいくつもあるし、加えて十勝には有力企業が多い。十勝フェアスカイFC時代から、十勝毎日新聞の系列地域FM局やばんえい競馬はスポンサーについていた。また、コンサドーレが石屋製菓主体という事で、スポンサーになりづらかった柳月や自身もアマチュアチームを持っていた六花亭のような有力企業もある。共成レンテムもマテックも規模が大きい。よつ葉乳業だけでなく、明治乳業も十勝に拠点を置き、カルビーポテトもある。十勝はライバル関係にある有力企業が共存しているので、プロ化が軌道に乗ればスポンサーは多いと思う。カルビーさんスポンサーになってくれなかったら、湖池屋さんにスポンサーになってもらいますよ。なんて言われたら、サッカーファンのジャガイモ農家の供給がカルビーから湖池屋にシフトされてしまったら堪らないので、スポンサーになってくれるかもしれない。「オカモトグループさん。ミヤモトさんが乗り気なんですよ。」とか、「フクハラさん。ダイイチさんが…」「萩原建設さん。宮坂建設さんが…」というようなバリエーションもある(笑)リーフラスはヴェルディのようなJリーグチームとも提携しており、この業界を知り尽くしている会社で、そこが十勝に目を付けたのは大きい。
さて、プロサッカーチームの運営には自治体のバックアップが不可欠だ。先ほど挙げた新スタジアムの整備だが、J3参入までは芝生席等が部分的に認められるが、J1J2参入になると、1万人以上の座席や座席を覆う屋根の必要がある。そうなると、莫大なコストがかかる。ただ、サッカーは他の自治体のデータを参考にできるし、それから逆算して、この程度の投資はできるという計算はできる。リーフラスという有力な運営主体が、比較的中長期の計画をもって参入してきているわけで、自治体がこの構想を十勝全体を活かすチャンスとして考えて、アイデアを出していけば大きなプラスになる。地元では、とかちフードバレー構想とプロチームを融合させ、スタジアムに来た観客に十勝の食を知ってもらう施設を作れないかと考えている人もいる。北海道観光は道央道南7割で、道東は3割も満たないと言われている。十勝ブランドのネームバリューはあるのに、実際に十勝に来てもらう手段の決定打がなかなか見当たらないのだ。仮にJ2に参入すれば、1試合で千人近くのアウェイ客がやってくるとされる。これが20試合あるとすれば、年間で2万人近くの観光客を全国から呼び込む事ができる。こういう人達の中に十勝ファンが出てくれれば本当に大きい。道東全体にもプラスになる。また、最近は東南アジアからJリーグへの注目が高まっているので、十勝の認知度をアジア全体で高めるチャンスになる。ちなみに、比較的十勝と規模が近い長野県の松本山雅はJ1参入時は40億近い経済効果で、J2参入時は20億近い経済効果だったという。地元企業とチームがタイアップした商品開発や、ファン同士が男女混交のフットサルチームを作る「婚活フットサル大会」を行うなどユニークな企画を連発する事で、松本山雅FCは人口規模以上の盛り上がりを見せている。そもそも、帯広の森には、札幌でもお目にかかれないほどの立派な室内プール等地域住民が利用できる施設が目白押しだ。その恵まれた環境を合宿ビジネスにも利用できるよう、宿泊研修施設も完備している。ここにプロチームがフランチャイズを置けば、地域住民のスポーツ施設、全国に開かれた合宿施設、そして、プロスポーツ施設と全国でも有数のフルラインナップの総合運動公園施設となる。ホテルや十勝の食をアピールする施設が加われば、完璧だろう。
また、十勝へのサッカープロチーム誘致は経済的なメリットが多い。現在は、国はスタジアムを金喰い虫のコストセンターから、商業施設等との併設で利益を産むプロフィットセンターと変える事で、地域の経済活性化に結びつけたいと考えており、優遇処置や規制緩和等を打ち出している。具体的に十勝で言うと、現在も十勝FCが拠点としている帯広の森の改築や隣接地へのスタジアム新築。アクセスを重視するなら、帯広動物園等に近いグリーンパークなどにスタジアム新築の可能性もあるかもしれない。帯広は人口16万人ほどだが、ジュビロの磐田市の人口と同じ程度だ。鹿島や鳥栖に至っては拠点は10万人以下の人口だ。帯広を中心に結びつきの強い十勝を一つの地域と考えてみると30万人超の人口がある。30万人レベルで経営が成り立っているチームならいくつもあるし、加えて十勝には有力企業が多い。十勝フェアスカイFC時代から、十勝毎日新聞の系列地域FM局やばんえい競馬はスポンサーについていた。また、コンサドーレが石屋製菓主体という事で、スポンサーになりづらかった柳月や自身もアマチュアチームを持っていた六花亭のような有力企業もある。共成レンテムもマテックも規模が大きい。よつ葉乳業だけでなく、明治乳業も十勝に拠点を置き、カルビーポテトもある。十勝はライバル関係にある有力企業が共存しているので、プロ化が軌道に乗ればスポンサーは多いと思う。カルビーさんスポンサーになってくれなかったら、湖池屋さんにスポンサーになってもらいますよ。なんて言われたら、サッカーファンのジャガイモ農家の供給がカルビーから湖池屋にシフトされてしまったら堪らないので、スポンサーになってくれるかもしれない。「オカモトグループさん。ミヤモトさんが乗り気なんですよ。」とか、「フクハラさん。ダイイチさんが…」「萩原建設さん。宮坂建設さんが…」というようなバリエーションもある(笑)リーフラスはヴェルディのようなJリーグチームとも提携しており、この業界を知り尽くしている会社で、そこが十勝に目を付けたのは大きい。
さて、プロサッカーチームの運営には自治体のバックアップが不可欠だ。先ほど挙げた新スタジアムの整備だが、J3参入までは芝生席等が部分的に認められるが、J1J2参入になると、1万人以上の座席や座席を覆う屋根の必要がある。そうなると、莫大なコストがかかる。ただ、サッカーは他の自治体のデータを参考にできるし、それから逆算して、この程度の投資はできるという計算はできる。リーフラスという有力な運営主体が、比較的中長期の計画をもって参入してきているわけで、自治体がこの構想を十勝全体を活かすチャンスとして考えて、アイデアを出していけば大きなプラスになる。地元では、とかちフードバレー構想とプロチームを融合させ、スタジアムに来た観客に十勝の食を知ってもらう施設を作れないかと考えている人もいる。北海道観光は道央道南7割で、道東は3割も満たないと言われている。十勝ブランドのネームバリューはあるのに、実際に十勝に来てもらう手段の決定打がなかなか見当たらないのだ。仮にJ2に参入すれば、1試合で千人近くのアウェイ客がやってくるとされる。これが20試合あるとすれば、年間で2万人近くの観光客を全国から呼び込む事ができる。こういう人達の中に十勝ファンが出てくれれば本当に大きい。道東全体にもプラスになる。また、最近は東南アジアからJリーグへの注目が高まっているので、十勝の認知度をアジア全体で高めるチャンスになる。ちなみに、比較的十勝と規模が近い長野県の松本山雅はJ1参入時は40億近い経済効果で、J2参入時は20億近い経済効果だったという。地元企業とチームがタイアップした商品開発や、ファン同士が男女混交のフットサルチームを作る「婚活フットサル大会」を行うなどユニークな企画を連発する事で、松本山雅FCは人口規模以上の盛り上がりを見せている。そもそも、帯広の森には、札幌でもお目にかかれないほどの立派な室内プール等地域住民が利用できる施設が目白押しだ。その恵まれた環境を合宿ビジネスにも利用できるよう、宿泊研修施設も完備している。ここにプロチームがフランチャイズを置けば、地域住民のスポーツ施設、全国に開かれた合宿施設、そして、プロスポーツ施設と全国でも有数のフルラインナップの総合運動公園施設となる。ホテルや十勝の食をアピールする施設が加われば、完璧だろう。
2016年11月22日
J1昇格は嬉しい誤算?北海道コンサドーレ札幌J2優勝!!
北海道コンサドーレ札幌がJ2優勝を決め、2017年はJ1へ昇格する。それにしても、優勝を決定させたツエーゲン金沢の最終盤では、コンサドーレが攻めない事に関してはブーイングが起こったそうだ。というか、自分もこの試合を観戦していたが、ツエーゲンサポーターに近い側の席に座っていたので、あまりブーイングは聞こえなかった。むしろ、コンサドーレの熱心なコアサポーターの方がブーイングをしていたという事か。欧州や南米なら、「早く審判は終了ホイッスル吹けや!!」コールが起き、南米はそれに加えてサンバを踊り出すシチュエーションだと思う。個人的には、コンサドーレの球回しに、ツエーゲンがチェイスして来ないのを見て、「ディール成立。ありがとう金沢さん!!」と思ったぐらいだ。この試合をテレビで見ていたどちらかというと日ハムファンの人も、「あんな試合、金払って観ようと思わない。」と言っていたので、当方が少数派なのだなと実感した。野球もサッカーもイギリス起源のスポーツと言って良いと思うが、白黒ハッキリつける新大陸に根を伸ばした野球(クリケットやタウンボールがルーツ)と、権謀術数の欧州に根を伸ばしたサッカーの違いだと思う。野球はベースボール、つまり基地(ベース)に味方を如何に帰塁させるかという、戦場を連想させるゲーム。野球のルールが固まっていく時代と南北戦争の時代が重なるので、デキシー(南部)に囚われた、我がヤンキー(北部)の兵士達を絶対に取り戻す(帰塁させる)ぞ!!ってな意気込みで試合する味方救出ゲームなわけで、引き分けは馴染まない。一方、サッカーは引き分けもあり、今回のように他スタジアムの戦況を見ながら「和睦」もできる。複雑に戦線が絡む欧州では二正面作戦は愚策、場合によっては手を組むというのが、欧州の戦争や政治のリアリティーなので、そういう歴史を含めてスポーツを楽しめると良いと思うが、日本人は正々堂々が好きなので、そういう発想は馴染めないのだろう。
とにかく、J2優勝はめでたい。J1昇格もさることながら、J2の優勝賞金2千万円はコンサドーレのような金欠クラブには大きい。若手3、4人の年棒に匹敵するのだから。コンサドーレの強化費(選手人件費)はJ2の22チームの中でも10位前後の予算しか掛けられないのに、J1に昇格したら、ぶっちぎりのビリ予算になる。野々村社長のインタビューでも、まず、博報堂などとの提携でメディア露出強化を図り、スポンサー獲得に全力を尽くす。それで、強化費を引き上げ、現状の5億円程度から10億円近くにしてから、J1昇格→残留の流れを強固にしたいという意図が読み取れたが、その段階を飛び越え、博報堂提携1年目でいきなりJ2優勝を成し遂げてしまったわけだ。ブラジル人トリオが当たり年だった事もあるが、コンサドーレが行ってきたユース強化で育った道産子若手が、中盤の豊富な運動量を支え、攻撃陣と守備陣のリンク役をしたのが大きいと思う。野々村社長の強化費獲得の新戦略が本格化する前に、ユース重視によるトップチーム強化という既存戦略が花開いたのだから嬉しい誤算だろう。コンサドーレは昇格と降格を繰り返す典型的なエレベータークラブと言われているが、近年J1とJ2の戦力差が縮小しており、J2優勝チームが翌年即降格というケースがほとんど無くなった。しかし、強化費があまりにも低すぎるのが懸念材料だ。J1J2合わせて40チーム中予算は25位前後のコンサドーレは一方で、サポーターの潜在数が4位とも言われている。野々村社長もこのサポーターの潜在力に賭けているのだろう。ある意味、コンサドーレほど観客動員が、チーム力に直結するチームは無い。動員数の様子を見ながらそれを担保に強化費を増やせるし、スポンサーも付いてくる。来年のJ1での活躍に期待する。
とにかく、J2優勝はめでたい。J1昇格もさることながら、J2の優勝賞金2千万円はコンサドーレのような金欠クラブには大きい。若手3、4人の年棒に匹敵するのだから。コンサドーレの強化費(選手人件費)はJ2の22チームの中でも10位前後の予算しか掛けられないのに、J1に昇格したら、ぶっちぎりのビリ予算になる。野々村社長のインタビューでも、まず、博報堂などとの提携でメディア露出強化を図り、スポンサー獲得に全力を尽くす。それで、強化費を引き上げ、現状の5億円程度から10億円近くにしてから、J1昇格→残留の流れを強固にしたいという意図が読み取れたが、その段階を飛び越え、博報堂提携1年目でいきなりJ2優勝を成し遂げてしまったわけだ。ブラジル人トリオが当たり年だった事もあるが、コンサドーレが行ってきたユース強化で育った道産子若手が、中盤の豊富な運動量を支え、攻撃陣と守備陣のリンク役をしたのが大きいと思う。野々村社長の強化費獲得の新戦略が本格化する前に、ユース重視によるトップチーム強化という既存戦略が花開いたのだから嬉しい誤算だろう。コンサドーレは昇格と降格を繰り返す典型的なエレベータークラブと言われているが、近年J1とJ2の戦力差が縮小しており、J2優勝チームが翌年即降格というケースがほとんど無くなった。しかし、強化費があまりにも低すぎるのが懸念材料だ。J1J2合わせて40チーム中予算は25位前後のコンサドーレは一方で、サポーターの潜在数が4位とも言われている。野々村社長もこのサポーターの潜在力に賭けているのだろう。ある意味、コンサドーレほど観客動員が、チーム力に直結するチームは無い。動員数の様子を見ながらそれを担保に強化費を増やせるし、スポンサーも付いてくる。来年のJ1での活躍に期待する。

